ホーリー釘バットと対極を成す存在として、暗黒の武具を考案した。
それを見た者は少ないが、便宜上「ダークネス釘バット」と呼ばれている。
詳細は不明だが、使い手の左肩に乗った銀の蜘蛛が武器のコントロールと関係があるのではないかと言われている。
ホーリー釘バットと同じ赤い宝玉が使用されていることから、元はホーリー釘バットを収奪して暗黒魔法によって属性を強制的に書き換えた物ではないかという説も存在する。
釘の配列がホーリーと同じくやはり螺線形であることも、その説の論拠の一つとなっている。
強制的な属性書き換えに対する拒絶反応を抑えるために銀の蜘蛛が存在するのだとか、銀の蜘蛛が本体なのであって使い手のように見える人間は蜘蛛に操られているに過ぎないのだとか、出処の不明な流言ばかりが囁かれており、実態について信頼できる情報はほとんどないと言って良い。
この武具の威力についても同様である。ただの虚仮威しであるとも、一振りで街が一つ灰塵に帰すほどであるとも言われており、つまりは全く不明であると認めざるを得ない。しかしながらそれを畏れている者は多く、もはや伝説になりつつあると言っても過言ではない。
ただ一つ言えることは、無根拠な噂をする者たちも、現在の使い手と目される人物も、この武具に魅入られてしまっているのであろう。これを記している私とて同様である。
それを見た者は少ないが、便宜上「ダークネス釘バット」と呼ばれている。
詳細は不明だが、使い手の左肩に乗った銀の蜘蛛が武器のコントロールと関係があるのではないかと言われている。
ホーリー釘バットと同じ赤い宝玉が使用されていることから、元はホーリー釘バットを収奪して暗黒魔法によって属性を強制的に書き換えた物ではないかという説も存在する。
釘の配列がホーリーと同じくやはり螺線形であることも、その説の論拠の一つとなっている。
強制的な属性書き換えに対する拒絶反応を抑えるために銀の蜘蛛が存在するのだとか、銀の蜘蛛が本体なのであって使い手のように見える人間は蜘蛛に操られているに過ぎないのだとか、出処の不明な流言ばかりが囁かれており、実態について信頼できる情報はほとんどないと言って良い。
この武具の威力についても同様である。ただの虚仮威しであるとも、一振りで街が一つ灰塵に帰すほどであるとも言われており、つまりは全く不明であると認めざるを得ない。しかしながらそれを畏れている者は多く、もはや伝説になりつつあると言っても過言ではない。
ただ一つ言えることは、無根拠な噂をする者たちも、現在の使い手と目される人物も、この武具に魅入られてしまっているのであろう。これを記している私とて同様である。
おわり