BROMPTONにコースターブレーキハブを付けた。クランクを逆転させるとブレーキがかかるリアハブ。
以前からずっっと言っているが、リムブレーキはホイールが汚れるので好きじゃない。
まず見た目が良くないし、
BROMPTONの場合、畳んだ状態で持ち上げる時に汚れが手についたりもするし。
ドラムブレーキの類を使っても良かったが、憧れのコースターブレーキを使ってみたかったのである。
STURMEY-ARCHERの、内装3段変速でコースターブレーキ付きハブ "SRC3"。カコエエっ。
詳細は次ページで。
摩耗していたのでリムも替えた。ALEXRIMSのDA16。ポリッシュ。いひひ。
タイヤも傷んでいたので替えた。 SCHWALBEのKOJAK。細くて軽い。正直言ってシュワルベ信者。
■BROMPTONでコースターブレーキを使う際の問題
↑以前の状態
コースターブレーキを作動させるためにはクランクを逆転させるわけだが、そうするとチェーンの普段弛んでいる側(下)が引っ張られて張ろうとする。しかしBROMPTONの場合チェーンの弛み側をバネ式のテンションアームとプーリで張る仕組みなので、まずテンションアームが動いてしまいそれが限界に行くまではチェーンからリアハブへと逆転させる力が伝わらない。テンションアームが限界まで動くとは、プーリがチェーンステーにぶつかること。傷が入ったり壊れたりしかねない。てゆうか実際チェーンステーに傷が入った。乗ってみるまでこの問題に気づかんかった…
また、ブレーキが作動するまでの遊びが大きすぎることになる。
しかも逆転させている間チェーンの駆動側(上)は弛み放題。チェーンが外れかねない。
これはイクナイね… ので、解決法を考えてみた。
■ストッパー自作とチェーン短縮
↑改造後
1 テンションアームにストッパーを付けた
プーリがチェーンステーに ぶつかる前にストッパー(プーリ奥の四角い物)が当たって止まるようにした。当たっても大丈夫なようにすれば良いのである。ストッパーの上面がチェーンステーの中心にまっすぐ当たって力をしっかり受け止められるようにした。詳細は後述。
2 チェーン長をぎりぎりまで短くした
ブレーキが作動するまでの遊びを少なくし、またチェーンの駆動側が弛み過ぎないようにした。
↑ ブレーキを使っていない状態
チェーンの駆動側が張っていて、ストッパーとチェーンステーは離れている。
↑ブレーキを作動させる時の状態
クランクを逆転させているのでチェーンの下側が張ろうとしている。それに従ってテンションアームとプーリが上に移動しているが、ストッパーがチェーンステーに当たった位置で止まっている。
チェーンの駆動側は弛んでいるが、チェーン長をぎりぎりにしたので弛みは少ない。
↑プーリとストッパーを裏側から見る。ストッパーの上面がチェーンステーにまっすぐ当たるような角度にボルト止めしている。 ボルトは元々のより5mm長い物に替えた。
↑写真左はプーリ裏に元から付いていた円盤。これを写真右の自作したストッパーに替えた。8mm角のアルミ角棒で、端に5.5mm位で穴を空けた。反対の端には包むように革を貼った。チェーンステーに当たる音を抑えるためと傷つき防止のため。
乗ってみた感じ、ストッパーが力を受け止めてくれるのでブレーキがしっかりかかるようになったが、まだ1日しか乗っていないので、この作りで十分かはわからん。
それと、チェーンの下側が張ろうとする力がテンショナーユニットに負担をかけるわけだが、ユニットが耐えられるのかもまだわからん。
根本的解決としては、プーリ位置を少し変更してチェーンの下側が一直線になれるようにすると良いと思う。誰かやって。→後に結局自分でやった。
■折りたたみ
折り畳みには通常とは違うコツが必要になった。
BROMPTONをたたむ時にはクランクの角度を調整せねばならないが、コースターブレーキなのでクランクを逆転させようとしてもブレーキがかかってしまい回すことができない。なので、逆転でなく正転で調整するか(当然後輪も回る)、後輪を逆転させて後輪からクランクに力を伝えてクランクを逆転させるかせねばならない。どちらにせよクランクだけでなく後輪も回さねばならない。
ここで都合の良いことに、今回たまたまタイヤを細いKOJAKにしたおかげで、
リアフレームを畳んでもBBとタイヤの間が空くので、
おすわりの状態なら後輪が普通に回せる。
やったーすばらしーわ。偶然ばんざい。
■余談
後輪を逆転させた(車体をバックさせた)際にクランク(&リアスプロケット)がどのように動くかは、コースターブレーキハブの機種によって違うようだ。
今回のSTURMEY-ARCHERの"SRC3"は、後輪と一緒にクランクも逆転する。普通の自転車と同じ。
シマノの"CB-E110"という変速なしのコースターブレーキハブも持っているが、これの場合はバックさせてもクランクは止まったまま。フラットランド用BMXのフリーコースターハブと同じ。
両者で構造が違うのだろーか?
ブレーキの効きの強さも違うような。後者の方がだいぶ強い気がする。
コースターブレーキは一瞬でガツンと効く印象をもっていたが、前者は意外と弱め。調整のせいかも?
意外とコントロールしやすくてイイ。てのが今の印象。
以前からずっっと言っているが、リムブレーキはホイールが汚れるので好きじゃない。
まず見た目が良くないし、
BROMPTONの場合、畳んだ状態で持ち上げる時に汚れが手についたりもするし。
ドラムブレーキの類を使っても良かったが、憧れのコースターブレーキを使ってみたかったのである。
STURMEY-ARCHERの、内装3段変速でコースターブレーキ付きハブ "SRC3"。カコエエっ。
詳細は次ページで。
摩耗していたのでリムも替えた。ALEXRIMSのDA16。ポリッシュ。いひひ。
タイヤも傷んでいたので替えた。 SCHWALBEのKOJAK。細くて軽い。正直言ってシュワルベ信者。
■BROMPTONでコースターブレーキを使う際の問題
↑以前の状態
コースターブレーキを作動させるためにはクランクを逆転させるわけだが、そうするとチェーンの普段弛んでいる側(下)が引っ張られて張ろうとする。しかしBROMPTONの場合チェーンの弛み側をバネ式のテンションアームとプーリで張る仕組みなので、まずテンションアームが動いてしまいそれが限界に行くまではチェーンからリアハブへと逆転させる力が伝わらない。テンションアームが限界まで動くとは、プーリがチェーンステーにぶつかること。傷が入ったり壊れたりしかねない。てゆうか実際チェーンステーに傷が入った。乗ってみるまでこの問題に気づかんかった…
また、ブレーキが作動するまでの遊びが大きすぎることになる。
しかも逆転させている間チェーンの駆動側(上)は弛み放題。チェーンが外れかねない。
これはイクナイね… ので、解決法を考えてみた。
■ストッパー自作とチェーン短縮
↑改造後
1 テンションアームにストッパーを付けた
プーリがチェーンステーに ぶつかる前にストッパー(プーリ奥の四角い物)が当たって止まるようにした。当たっても大丈夫なようにすれば良いのである。ストッパーの上面がチェーンステーの中心にまっすぐ当たって力をしっかり受け止められるようにした。詳細は後述。
2 チェーン長をぎりぎりまで短くした
ブレーキが作動するまでの遊びを少なくし、またチェーンの駆動側が弛み過ぎないようにした。
↑ ブレーキを使っていない状態
チェーンの駆動側が張っていて、ストッパーとチェーンステーは離れている。
↑ブレーキを作動させる時の状態
クランクを逆転させているのでチェーンの下側が張ろうとしている。それに従ってテンションアームとプーリが上に移動しているが、ストッパーがチェーンステーに当たった位置で止まっている。
チェーンの駆動側は弛んでいるが、チェーン長をぎりぎりにしたので弛みは少ない。
↑プーリとストッパーを裏側から見る。ストッパーの上面がチェーンステーにまっすぐ当たるような角度にボルト止めしている。 ボルトは元々のより5mm長い物に替えた。
↑写真左はプーリ裏に元から付いていた円盤。これを写真右の自作したストッパーに替えた。8mm角のアルミ角棒で、端に5.5mm位で穴を空けた。反対の端には包むように革を貼った。チェーンステーに当たる音を抑えるためと傷つき防止のため。
乗ってみた感じ、ストッパーが力を受け止めてくれるのでブレーキがしっかりかかるようになったが、まだ1日しか乗っていないので、この作りで十分かはわからん。
それと、チェーンの下側が張ろうとする力がテンショナーユニットに負担をかけるわけだが、ユニットが耐えられるのかもまだわからん。
根本的解決としては、プーリ位置を少し変更してチェーンの下側が一直線になれるようにすると良いと思う。誰かやって。→後に結局自分でやった。
■折りたたみ
折り畳みには通常とは違うコツが必要になった。
BROMPTONをたたむ時にはクランクの角度を調整せねばならないが、コースターブレーキなのでクランクを逆転させようとしてもブレーキがかかってしまい回すことができない。なので、逆転でなく正転で調整するか(当然後輪も回る)、後輪を逆転させて後輪からクランクに力を伝えてクランクを逆転させるかせねばならない。どちらにせよクランクだけでなく後輪も回さねばならない。
ここで都合の良いことに、今回たまたまタイヤを細いKOJAKにしたおかげで、
リアフレームを畳んでもBBとタイヤの間が空くので、
おすわりの状態なら後輪が普通に回せる。
やったーすばらしーわ。偶然ばんざい。
■余談
後輪を逆転させた(車体をバックさせた)際にクランク(&リアスプロケット)がどのように動くかは、コースターブレーキハブの機種によって違うようだ。
今回のSTURMEY-ARCHERの"SRC3"は、後輪と一緒にクランクも逆転する。普通の自転車と同じ。
シマノの"CB-E110"という変速なしのコースターブレーキハブも持っているが、これの場合はバックさせてもクランクは止まったまま。フラットランド用BMXのフリーコースターハブと同じ。
両者で構造が違うのだろーか?
ブレーキの効きの強さも違うような。後者の方がだいぶ強い気がする。
コースターブレーキは一瞬でガツンと効く印象をもっていたが、前者は意外と弱め。調整のせいかも?
意外とコントロールしやすくてイイ。てのが今の印象。
つづく