BROMPTONの駆動系を変更した。
元は、内装3段変速×外装2段変速=6段変速の車両だったが、数年前から、外装2段の方を外していた。耐久性が低い気がしていたので。今回はそれをきちんと仕上げた。 チェーンとリアスプロケットを薄歯(3/32インチ幅)のものから厚歯(1/8インチ幅)のものに換えた。耐久性向上のため。 クランクを長さ170mmの物から175mmの物に交換した。チェーンリング&ガードも換えた。
外装変速のディレイラーは数年前に外したが、ウィングプレートがまだ残っている。本体にがっちりはまりこんで外せなかった。特に外す必要はないので、そのままにしている。
テンショナーユニットは、今回、外装変速用の物から、変速なしの物に交換した。交換しなくても使う事はできたが、割れたりして傷んでいたので。
リアスプロケットを、薄歯2枚(13&15T)から、厚歯1枚(13T)に変更した。
もちろんチェーンも厚歯用にした。色は金ぴかにした。以前からやりたかった。
わしが買ったスプロケットはこれ↓ 3ツメの内装変速機用。
ハブが9スプライン(シマノのフリーハブと同じタイプ)だったらこれ↓ にしましょう。
何年か前からamazonで手軽にSturmey-Archerの商品が買えるようになった。内装変速ハブも。
なんてすばらしーのだろー。
近頃、クランクは長い方が調子が良いので、長めの175mmの物に換えた。
シマノのRSXというグレードのFC-A410という物。46T&36Tのチェーンリングが付いていた。取付PCDは110mm。
そのクランクに、45Tのチェーンリング(薄歯)と、dixnaの「ラインガード」(直径190mm)を付けた。たまたま持っていた物。
ラインガードかっちょええよなー。高いけど。
チェーンリングが黒だったら、ガードが映えそう。もしくはガードを黒にするか。
45Tのチェーンリングを使うと、チェーンがガードからはみ出ない、ぎりぎりのところである。
余裕を持たせるなら44T以下が良さげ。
このガードは、46Tのチェーンリングに使おうと思って買い、微妙にはみ出たので、お蔵入りしていたのだった。
BBはタンゲ製の軸長118mmの物を付けている。折りたたみ時にチェーンとヒンジ部がぎりぎり干渉しない軸長。
もちろん、使うクランクによって最適な軸長は変わる。
ちなみに、元から付いていたブロンプトン純正BB(軸長119mm)はとっくの昔に交換している。ごりごり言い出したから…
正直、質の良い物ではなかったのだろー。
ついでに、内装3段変速のシフターも替えてみた。
数年前から使われるようになった、ブロンプトンオリジナルのシフター。
使った感じ、これはいいねえ。
操作感が良い。動作が軽い。
最初に付いていたシフター"Torpedo"よりも。
以前のThumbiesを使ったサムシフターよりも。
レバーは2本付いているように見えたが、実は一体の部品。
1つのレバーに、操作用の突起が2つ付いている。
これにより、その時々で使いやすい方の突起で操作できるので、レバーの操作ストロークが長くても操作しやすい。
単純でよく考えられている。
ブロンプトンらしい。
すばらしい。
のはいいんだけど、グリップを握った状態からどうやってシフターを操作させようとしてる設計なのかわからん。
外装2速の純正シフターもそうだった。
Torpedoもそうだった。
写真で見た、外国製の全く別の内装変速用シフターも そんな感じだった。
グリップから手を離して操作しなさい。という設計思想なのかも。
昔のロードバイクのWレバーと同じといえば同じだが…
日本製のシフターなら、ママチャリ用だって、グリップを握った状態から操作しやすいように設計されてるのに。
でも気に入ったから、これからはこのシフターを使う。
以前は、BROMPTONのロゴが、自作のペダルホルダーを留める革ベルトに隠されてしまっていた。
それが残念だった。
なので、新しいロゴステッカーを用意し、位置を変えて貼り直した。
CYCLETECH-IKDオリジナル・ブロンプトン・ステッカー鳥獣戯画である。
ちょーじゅーぎがですよ、ちょーじゅーぎが。いぇーー。
以下、細かい事。
BROMPTONの外装2段変速器は、変速プーリの側面をディレイラー(金属板)で押して動かす仕組みである。
とてもシンプルで良いのだが、 構造上、プーリとディレイラーの擦れ合う面が摩耗しやすいのではなかろうか。
乗り始めて2年くらいの頃にはすでに、外装2段の変速機はかなり摩耗し、変速の動きが鈍くなっていた。
修理して使っていた時期もあるが、根本的には部品交換をする必要がありそうだった。
しかし、補修部品は安くない上にその辺の店で売っているような物ではない。
単純な構造といい、操作感といい、それなりに好きではあったが、どうも耐久性が低い気がした。
このおもちゃみたいな外装変速機を、直しながら使い続けるのって、無駄が多くね?
(おもちゃだと思って、無駄があっても楽しめばいい。ともいえる)
耐久性でいえば、内装3段変速器には遠く及ばない代物ではあるまいか。(てゆーか内装3段変速ハブって、ものすごく完成度が高い。構造に無駄がないし。)
などと考え、数年前から、外装変速は外していた。
乗り始めて1、2年の頃、初めてチェーン交換をした。そうしたら、歯飛びを起こすようになった。
数日乗ったら、歯飛びはしなくなった。新しいチェーンが伸びてスプロケットに馴染んだためか。
チェーンを1本使い倒す間に、リアスプロケットもかなり摩耗していたのだと思われた。摩耗するの、早くないか。
新しいチェーンは、かなり摩耗したスプロケットに合わせて、伸びてしまったと思われた。せっかくの新しいチェーンの寿命を短くしたのではなかろうか。
仕方ないとは思う。
その時のリアスプロケットは13T&15Tで、歯数は多くないし、外装変速用なので、薄歯(3/32インチ幅)だった。
駆動力は、その少ない歯数の薄歯のスプロケット2枚に掛かり続けていた。
負担が大きいので、当然摩耗しやすいのだろー。
スプロケットが10枚並んだ、10段変速のカセットスプロケットであっても、チェーンを2回替えるごとに、交換するのが目安といわれる。
ならば、BROMPTONの1枚か2枚だけのリアスプロケットは、チェーンを換えるごとに毎回替えるのが正解なのかもしれん。
リアスプロケットが2枚だと、交換するには新しいのを2枚買わないといかん。
交換するのはめんどくさいので、長持ちする方がうれしい。
厚歯(1/8インチ幅)の方が摩耗しにくそうな気がする。
とか思いつつ伸びたチェーンのまま数年間走っていたら、とうとうチェーンが常にギシギシ鳴るようになり(注油直後でも)、あらこれはヤバいわ、ということで色々取っ替えて、
リアは厚歯が1枚だけの構成にしたのであった。
ところで、BROMPTONは2012モデルからチェーン&スプロケットは全て薄歯仕様になったとか。
リアの歯数の少なさを考えると、厚歯の方がいいと思うけどなー。
リアが外装多段変速でなくなったので、フロントとリアのチェーンラインを合わせようと思って、初めてきちんと見てみた。
フロントの方が、2、3mm外側になっていた。
しかし、きっちり合わせることは出来なそうである。
折りたたみ時のチェーンとヒンジ部のクリアランスの関係で、フロント側をこれ以上内側に持って来るのは難しい。
リア側は、チェーンがテンショナーユニットに干渉してしまうので、これ以上外側に持って来るのは難しい。
チェーンラインがずれていても、直しようがない。
3mm以内のずれなら無問題と聞いた事がある気がするので、気にしないことにしよう。
取付PCDが110mmで厚歯のチェーンリングという物が売っているのを
通りすがりの方が教えてくださったので、それに交換した。44t。
そりゃあもちろん、フロント側も厚歯の方がいい。
取付ネジも交換。着色されたアルミ製。チャラくした。
裏のメスネジ側もアレンキーで固定できる。
ペグスパナで固定するふつうのタイプのようにナメやすくない。
ちょっと形が違うけどこれもそのタイプ↓
アルミのチェンリングボルトでメスネジ側をペグスパナで固定するやつはもう信用してやんない。
ナメて外せなくなったことがある。アルミじゃなくて鉄ならいいけど。
外装変速の取外し
外装変速のディレイラーは数年前に外したが、ウィングプレートがまだ残っている。本体にがっちりはまりこんで外せなかった。特に外す必要はないので、そのままにしている。
テンショナーユニットは、今回、外装変速用の物から、変速なしの物に交換した。交換しなくても使う事はできたが、割れたりして傷んでいたので。
リアスプロケット変更
リアスプロケットを、薄歯2枚(13&15T)から、厚歯1枚(13T)に変更した。
もちろんチェーンも厚歯用にした。色は金ぴかにした。以前からやりたかった。
わしが買ったスプロケットはこれ↓ 3ツメの内装変速機用。
Sturmey-Archer(スターメーアーチャー)
ハブが9スプライン(シマノのフリーハブと同じタイプ)だったらこれ↓ にしましょう。
Sturmey-Archer(スターメーアーチャー)
何年か前からamazonで手軽にSturmey-Archerの商品が買えるようになった。内装変速ハブも。
なんてすばらしーのだろー。
クランク変更
近頃、クランクは長い方が調子が良いので、長めの175mmの物に換えた。
シマノのRSXというグレードのFC-A410という物。46T&36Tのチェーンリングが付いていた。取付PCDは110mm。
そのクランクに、45Tのチェーンリング(薄歯)と、dixnaの「ラインガード」(直径190mm)を付けた。たまたま持っていた物。
ラインガードかっちょええよなー。高いけど。
チェーンリングが黒だったら、ガードが映えそう。もしくはガードを黒にするか。
45Tのチェーンリングを使うと、チェーンがガードからはみ出ない、ぎりぎりのところである。
余裕を持たせるなら44T以下が良さげ。
このガードは、46Tのチェーンリングに使おうと思って買い、微妙にはみ出たので、お蔵入りしていたのだった。
BBはタンゲ製の軸長118mmの物を付けている。折りたたみ時にチェーンとヒンジ部がぎりぎり干渉しない軸長。
もちろん、使うクランクによって最適な軸長は変わる。
ちなみに、元から付いていたブロンプトン純正BB(軸長119mm)はとっくの昔に交換している。ごりごり言い出したから…
正直、質の良い物ではなかったのだろー。
シフター変更
ついでに、内装3段変速のシフターも替えてみた。
数年前から使われるようになった、ブロンプトンオリジナルのシフター。
使った感じ、これはいいねえ。
操作感が良い。動作が軽い。
最初に付いていたシフター"Torpedo"よりも。
以前のThumbiesを使ったサムシフターよりも。
レバーは2本付いているように見えたが、実は一体の部品。
1つのレバーに、操作用の突起が2つ付いている。
これにより、その時々で使いやすい方の突起で操作できるので、レバーの操作ストロークが長くても操作しやすい。
単純でよく考えられている。
ブロンプトンらしい。
すばらしい。
のはいいんだけど、グリップを握った状態からどうやってシフターを操作させようとしてる設計なのかわからん。
外装2速の純正シフターもそうだった。
Torpedoもそうだった。
写真で見た、外国製の全く別の内装変速用シフターも そんな感じだった。
グリップから手を離して操作しなさい。という設計思想なのかも。
昔のロードバイクのWレバーと同じといえば同じだが…
日本製のシフターなら、ママチャリ用だって、グリップを握った状態から操作しやすいように設計されてるのに。
でも気に入ったから、これからはこのシフターを使う。
ロゴステッカー変更
以前は、BROMPTONのロゴが、自作のペダルホルダーを留める革ベルトに隠されてしまっていた。
それが残念だった。
なので、新しいロゴステッカーを用意し、位置を変えて貼り直した。
CYCLETECH-IKDオリジナル・ブロンプトン・ステッカー鳥獣戯画である。
ちょーじゅーぎがですよ、ちょーじゅーぎが。いぇーー。
以下、細かい事。
外装変速機の摩耗
BROMPTONの外装2段変速器は、変速プーリの側面をディレイラー(金属板)で押して動かす仕組みである。
とてもシンプルで良いのだが、 構造上、プーリとディレイラーの擦れ合う面が摩耗しやすいのではなかろうか。
乗り始めて2年くらいの頃にはすでに、外装2段の変速機はかなり摩耗し、変速の動きが鈍くなっていた。
修理して使っていた時期もあるが、根本的には部品交換をする必要がありそうだった。
しかし、補修部品は安くない上にその辺の店で売っているような物ではない。
単純な構造といい、操作感といい、それなりに好きではあったが、どうも耐久性が低い気がした。
このおもちゃみたいな外装変速機を、直しながら使い続けるのって、無駄が多くね?
(おもちゃだと思って、無駄があっても楽しめばいい。ともいえる)
耐久性でいえば、内装3段変速器には遠く及ばない代物ではあるまいか。(てゆーか内装3段変速ハブって、ものすごく完成度が高い。構造に無駄がないし。)
などと考え、数年前から、外装変速は外していた。
リアスプロケットの摩耗
乗り始めて1、2年の頃、初めてチェーン交換をした。そうしたら、歯飛びを起こすようになった。
数日乗ったら、歯飛びはしなくなった。新しいチェーンが伸びてスプロケットに馴染んだためか。
チェーンを1本使い倒す間に、リアスプロケットもかなり摩耗していたのだと思われた。摩耗するの、早くないか。
新しいチェーンは、かなり摩耗したスプロケットに合わせて、伸びてしまったと思われた。せっかくの新しいチェーンの寿命を短くしたのではなかろうか。
仕方ないとは思う。
その時のリアスプロケットは13T&15Tで、歯数は多くないし、外装変速用なので、薄歯(3/32インチ幅)だった。
駆動力は、その少ない歯数の薄歯のスプロケット2枚に掛かり続けていた。
負担が大きいので、当然摩耗しやすいのだろー。
スプロケットが10枚並んだ、10段変速のカセットスプロケットであっても、チェーンを2回替えるごとに、交換するのが目安といわれる。
ならば、BROMPTONの1枚か2枚だけのリアスプロケットは、チェーンを換えるごとに毎回替えるのが正解なのかもしれん。
リアスプロケットが2枚だと、交換するには新しいのを2枚買わないといかん。
交換するのはめんどくさいので、長持ちする方がうれしい。
厚歯(1/8インチ幅)の方が摩耗しにくそうな気がする。
とか思いつつ伸びたチェーンのまま数年間走っていたら、とうとうチェーンが常にギシギシ鳴るようになり(注油直後でも)、あらこれはヤバいわ、ということで色々取っ替えて、
リアは厚歯が1枚だけの構成にしたのであった。
ところで、BROMPTONは2012モデルからチェーン&スプロケットは全て薄歯仕様になったとか。
リアの歯数の少なさを考えると、厚歯の方がいいと思うけどなー。
チェーンライン
リアが外装多段変速でなくなったので、フロントとリアのチェーンラインを合わせようと思って、初めてきちんと見てみた。
フロントの方が、2、3mm外側になっていた。
しかし、きっちり合わせることは出来なそうである。
折りたたみ時のチェーンとヒンジ部のクリアランスの関係で、フロント側をこれ以上内側に持って来るのは難しい。
リア側は、チェーンがテンショナーユニットに干渉してしまうので、これ以上外側に持って来るのは難しい。
チェーンラインがずれていても、直しようがない。
3mm以内のずれなら無問題と聞いた事がある気がするので、気にしないことにしよう。
追記 チェーンリングを厚歯に交換
取付PCDが110mmで厚歯のチェーンリングという物が売っているのを
通りすがりの方が教えてくださったので、それに交換した。44t。
そりゃあもちろん、フロント側も厚歯の方がいい。
取付ネジも交換。着色されたアルミ製。チャラくした。
裏のメスネジ側もアレンキーで固定できる。
ペグスパナで固定するふつうのタイプのようにナメやすくない。
ちょっと形が違うけどこれもそのタイプ↓
アルミのチェンリングボルトでメスネジ側をペグスパナで固定するやつはもう信用してやんない。
ナメて外せなくなったことがある。アルミじゃなくて鉄ならいいけど。
44T のチェーンリングに合う『Dixna ラインガード』のサイズを調べていてこのページを知りました。非常に参考になりました。ありがとうございました。
ところで、ギアやチェーンの摩耗に気を使っておられるようですが、厚歯用のチェーンで薄歯のギアを使うのは両方の耐久性を著しく損ないますので、避けるのが賢明です。短時間に双方の摩耗が進むのは下記の理由によります。
1.本来、チェーンのローラーとギア板面は垂直に接触するものである(メーカーが保証する耐久性の前提)
2.画像からも分かるように、ギア歯とチェーンの両側のプレートの間にはかなりの隙間ができる
(静止状態のこの画像では、この隙間は1.の条件を満たしているようにみえる)
3.ペダリングを行った場合、チェーンの両側のプレートにかかる張力が等しくないためにローラーが傾く
4.ペダリングを始めると振動によって3.の傾きが入れ替わり、ローラーがギア歯との接触部分を山形に削り始める
5.山形に削られたギア歯の接触部分がローラーを削り始める
自動車エンジンなどの場合には、チェーンとギアの適合性はかなり重要視される問題ですが、不適切な場合には力のかかり方が正常値の数十倍とか数百倍ということになりますので、人力による自転車でも影響がないということはありません。